あがり症を精神科で直す

「え?あがり症が精神科で直る?」とちょっと意外に思う人もいるかもしれませんね。

また、精神科といえば精神病、たとえば鬱や拒食症などの、ほうっておくと命に関わるような重度の病気の人が行くところだと考えている人も多いようです。現在はメンタルクリニックや心療内科など、いろんな名前の病院や科がありますが、名称によって大きな違いはありません。
たかが「あがり症」といっても、人前に立たなければいけない機会が多い人にとっては深刻な悩みです。一人ではどうしようもない、なんとか直したいと考えるなら、迷わず精神科のドアを叩いてみてください。
対処法にはなりますが、あがり症の程度によっては薬物治療が行われることもあります。

薬物治療は保険も効き、安価に治療できることから、最近の精神科は積極的に薬物治療を行うところが多いようです。
あがり症の場合に投与される可能性のある薬は主に3種類です。
以下に薬の名前と特徴をあげてみましたので、参考にしてみてください。

・βブロッカー
βブロッカーとは成分名とアテノロールといい、心臓のドキドキを止める薬です。本来は血圧を下げる、あるいは狭心症や不整脈の治療に使われる薬ですが、持続性があり気分の変調・気管支への影響など副作用が起こりにくいので、あがり症の人にも処方されることがあります。
ただし、心不全やレイノー症、喘息の人には禁忌となります。また、妊娠中や糖尿病の人は使用に注意が必要です。

・精神安定剤
精神を安定させる薬は大きく二つ、メジャートランキライザーとマイナートランキライザーに分類されます。基本的に「あがり症」の人に処方されるのはマイナートランキライザー(抗不安薬)の方で、脳神経に作用し、不安や緊張を緩和させる作用があります。

・SSRI
SSRIとは、抗うつ剤として、主にうつ病の治療に用いられる薬です。心の状態を明るくして、前向きな気持ちで人生に向かえるようサポートしてくれます。
安価(保険が適用されるので)、大きな副作用なしということで、比較的軽度な症状の人にも処方されることが多いようです。「積極的になれる」「内気な性格を変えてくれる」とあがり症の対処法には一番向いている薬かもしれません。

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